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文章の小さい文字は明朝体よりも太い文字が良い理由

嶋田印刷

嶋田印刷

Shimada_Print Project

嶋田印刷では1980年代には活版印刷機で、名刺印刷などを明朝体の活字で作成していました。私のロゴ・アイコンは、その活版印刷機です。

従来の常識と読みやすさは違います

従来の常識では題名は太文字で、文章の文字は明朝体というのが、昔はよくありました。今も多いのかもしれませんが、最近はネットに注力しています。

1994年頃にMacDTPをしていた時に「丸い太い文字の方が良い」と、有名なコピーライターの賞を受賞した、デザイン事務所の社長に言われました。

これは今だと明朝体というのは文章の小さい文字にすると、特に横線が擦れて見づらいので、教科書体の方が良いというネットでの意見と同様なものだと思います。

明朝体は美しい文字ではありますので、人の気を引く広告効果を狙い、題名などの大きな数少ない文字なら良いかもしれません。

また名刺は文字数が少ないのと、広告物なのと文字が大半なので、文字デザインはこだわった方が良いです。名刺で太文字が多すぎるのは、圧迫感を感じます。

Webページはなるべく文字指定しない方が良いです

スマホの画面となると更に、書体を端末で持っていないので、文字指定は無意味になります。外国からの閲覧も装飾は絵の方が良いと思います。また文字サイズも10pt以下などは見づらくなるのと、Webページはremという単位で指定した方が良いです。

これは印刷物に合わせたWebページ作りを強いると、うまくいきません。印刷物はHTML書類ではなく、そのリンク先のPDF書類のみで対応させるのが無難です。